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アパート・マンション 外壁塗装・修繕 完全ガイド

こんにちは。
加古川市・明石市でアパート・マンションの修繕を手がける、カジワラリフォーム(プロタイムズ加古川北店)です。

今回は、集合住宅の外壁塗装・修繕について分かりやすく解説します。

「外壁や共用部の劣化が気になるけれど、どこまで修繕が必要か判断できない」「入居者がいる状態で工事を進められるのか不安」と感じていませんか。集合住宅の修繕は、戸建てと違い費用も工事の進め方も複雑になりやすいため、迷うのは当然のことです。順を追って整理していきましょう。

この記事を読むと、以下のことが分かります。

劣化サインと大規模修繕の内容・費用相場
入居者対応や管理組合での進め方
業者選びのポイントと補助金・税制の活用方法

これらを踏まえたうえで、防水工事の種類や施工事例も確認していきましょう。まず劣化サインと修繕費用の目安を押さえ、次に入居者対応や防水工事のポイントを確認し、最後に業者選びと補助金の活用方法を見ていきます。

それでは、まず修繕が必要なサインから整理していきましょう。

アパート・マンション外壁塗装が必要なサイン

アパート・マンションでは、以下のチェック項目をもとに外壁や共用部分の劣化を早めに把握し、雨漏りや入居者とのトラブルが発生する前に修繕を検討することが重要です。

確認項目
主な劣化サイン
外壁
ひび割れが発生している
外壁表面
手で触ると白い粉が付くチョーキングが起きている
塗膜※1
膨れや剥がれが見られる
日当たり・風通しの悪い場所
コケやカビが発生している
シーリング※2
ひび割れや剥がれ、隙間がある
階段・手すりなどの鉄部
サビや塗装の剥がれがある
共用廊下・階段
防水層の剥がれやひび割れがある
ベランダ・屋上
水たまりや排水不良が発生している
室内の天井・壁
雨染みや湿気による変色がある
外壁タイル・屋根材
浮き、ズレ、ひび割れ、破損がある
※1)塗装した材料が乾いて固まり、建物の表面を保護している膜
※2)外壁材の継ぎ目や隙間を埋めて、雨水の浸入を防ぐ材料

外壁のひび割れやチョーキング、塗膜の剥がれ、コケ・カビ、シーリングの劣化などが見られる場合は、塗装や補修が必要な可能性があります。また、共用廊下や階段の傷み、鉄部のサビ、屋上・ベランダの水たまり、室内の雨染みなども、修繕を検討するサインです。

劣化を放置すると、補修範囲が広がって費用が増えるだけでなく、入居者からのクレームや空室リスクにつながる可能性があります。ただし、高所や屋上の点検には危険が伴うため、無理に自分で確認せず、専門業者へ調査を依頼しましょう。

大規模修繕工事の内容と費用相場

大規模修繕では、外壁塗装や屋上・ベランダの防水工事、下地補修(塗装や防水工事を行う前に、ひび割れや欠損などを直して表面を整える工事)などを、建物の状態に応じてまとめて実施します。

代表的な修繕工事の種類は、以下のとおりです。

工事項目
主な内容
確認したい劣化症状
外壁塗装
外壁の洗浄、塗料の塗り替え
色あせ、チョーキング、塗膜の膨れ・剥がれ
下地補修
ひび割れや欠損部分を塗装前に補修する
ひび割れ、モルタル(セメントと砂、水を混ぜた建築材料)の欠け、タイルの浮き
シーリング工事
外壁の継ぎ目やサッシ周りの防水材を補修・交換する
ひび割れ、剥がれ、肉やせ、隙間
屋上・ベランダ防水
防水層の補修や施工を行う
水たまり、膨れ、剥がれ、雨漏り
鉄部塗装
階段、手すり、扉、配管などのサビを落として塗装する
サビ、腐食、塗装の剥がれ
屋根工事
屋根塗装、防水、屋根材の補修・交換を行う
色あせ、ひび割れ、浮き、ズレ、雨漏り

大規模修繕で必要な工事は、建物の構造や築年数、戸数、劣化状況によって異なります。

たとえば、戸数ごとの費用の違いは、以下のとおりです。

戸数

外壁塗装+足場

防水工事

鉄部塗装

合計目安

5戸

約110〜200万円

約20〜50万円

約15〜30万円

約145万円~280万円

10戸

約180〜280万円

約35〜80万円

約25〜50万円

約240〜410万円

20戸

約350〜550万円

約65〜150万円

約50万~100万円

約465〜800万円

※上記は、低層から中層の集合住宅で、外壁塗装、防水工事、鉄部塗装、足場工事を実施する場合の概算例です。公開されている工事項目別の費用割合や、小規模アパートの修繕費用をもとに算出した目安であり、実際の見積金額ではありません。

▶『明石市でアパート修繕を行なう場合の事例と費用』を見る

▶『加古川市でアパート修繕を行なう場合の事例と費用』を見る

費用は施工面積だけでなく、足場の規模や下地補修の量、使用する塗料・防水材などによっても変動するため、一律には判断できません。シーリング工事や屋根工事、タイル補修などが別途必要となるケースもあります。

上記の表はあくまでも参考として捉え、複数の業者から実際の見積もりを取り、内容を比較することが大切です。

アパート外壁塗装の費用・工期・塗料選び

アパートの外壁塗装では、目先の工事費だけでなく、塗料の耐用年数や次回の修繕までにかかる維持管理費も踏まえて、仕様を選ぶことが重要です。費用は、塗装面積や塗料のグレード、下地補修の量、足場の規模、雨どいや軒天(屋根の外壁より外側に出ている部分の裏側)などの付帯部工事によって変わります。

例えば、塗料のグレードや足場費用は以下のような形で費用に差が出てきます。

塗料の種類
耐用年数目安
価格帯
主な特徴
シリコン
約10~13年
標準的
費用と耐久性のバランスを取りやすく、一般的に選ばれやすい
フッ素
約15~20年
やや高い
耐候性※3が高く、塗り替え回数を抑えたい場合に検討しやすい
無機
約20~25年
高い
高い耐候性や低汚染性※4が期待でき、長期保有物件の選択肢となる
※ 耐用年数は、塗膜が下地を保護できる期間の目安であり、保証年数ではありません。実際の耐用年数は、立地環境や外壁材、施工条件、使用する製品などによって異なります。日本ペイントの製品例では、シリコングレードは最大13年、フッ素グレードは最大20年、無機グレードは最大25年とされています。
※3)紫外線や雨風、気温の変化に耐える性質
※4)汚れが付きにくく、付着した汚れが落ちやすい性質

▶ 『明石市でアパート外壁塗装を行なう場合の費用と施工事例』 を見る

▶ 『加古川市でアパート外壁塗装を行なう場合の費用と施工事例』 を見る

フッ素塗料や無機塗料は比較的耐用年数が長いものの、必ずしも高耐久の塗料が最適とは限りません。建物の状態や賃貸経営の方針に合わせて、価格と耐久性、メンテナンス性のバランスが取れた塗料を選ぶことが大切です。

また、工期は、建物の規模や天候、補修内容、入居者への周知・調整などによって異なります。物件の保有予定期間や長期修繕計画を踏まえて仕様を選び、防水工事や鉄部塗装を同時に実施して、足場を共用できるかどうかも検討しましょう。

マンション外壁塗装の特徴と管理組合対応

マンションの外壁塗装では、工事内容の検討だけでなく、区分所有者間の合意形成や管理組合での意思決定が重要です。

総会や修繕委員会での協議、複数の施工業者による見積もりの比較、工事仕様の決定などが必要となるため、着工までに時間がかかる場合があります。とくにRC造(鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造)では、外壁のひび割れや浮きなどの下地補修、防水性能の確認も欠かせません。

また、工事期間中は、以下の項目について注意事項を事前に案内し、入居者の不便やトラブルを抑えることが大切です。

確認・案内する項目
主な案内内容
足場設置期間
設置日・撤去日や作業時間を知らせる
騒音が発生しやすい工程
足場工事、高圧洗浄、下地補修などの予定を知らせる
洗濯物を干しにくい期間
塗装や洗浄により外干しできない日を案内する
ベランダの利用制限
荷物の移動や立ち入りを控える期間を知らせる
駐車場の利用制限
車両移動や一時的に使用できない区画を案内する
緊急時の連絡先
管理会社や施工業者の問い合わせ窓口を明記する

▶ 『加古川市でアパート外壁塗装を進める際のポイント』 を見る

入居者向けの説明会や案内文の作成に関する支援を依頼する場合は、施工業者の公式ホームページなどで対応範囲を確認しましょう。

ベランダ・廊下・屋上の防水工事

防水層に以下のような症状が見られる場合は、劣化が進んでいる可能性があります。

確認項目
注意したい状態
防水層のひび割れ
表面に細かな亀裂や大きな割れがある
膨れ
防水層の内部に水分や空気が入り、表面が盛り上がっている
剥がれ
防水材が下地から浮いたり、めくれたりしている
水たまり
雨がやんだ後も水が残り、排水されにくい
立ち上がり部分の破れ
床と壁の境目に破れ、隙間、浮きがある
排水口まわりの詰まりや傷み
落ち葉やゴミが詰まり、防水層や金具が劣化している

とくに、共用廊下や階段の傷みは、雨漏りだけでなく、滑りやつまずきなど、入居者の安全にも関わります。

ベランダや共用廊下、屋上の防水工事は、雨水の浸入や雨漏りを防ぎ、建物を長く維持するために重要です。防水層に劣化症状が見られた場合は、専門業者による調査を受け、建物の状態や施工箇所に適した工法を選びましょう。

ウレタン防水
耐用年数の目安
10〜13年程度
主な施工箇所
屋上、ベランダ、共用廊下、複雑な形状の場所
特徴
液状の材料を塗り重ねるため、配管や凹凸がある場所にも施工しやすい
FRP防水
耐用年数の目安
10〜15年程度
主な施工箇所
ベランダ、バルコニー、小規模な屋上
特徴
硬くて丈夫な防水層をつくりやすく、歩行する場所にも使われる
シート防水
耐用年数の目安
10〜20年程度
主な施工箇所
広い屋上、平らで障害物が少ない場所
特徴
防水シートを敷いて施工するため、広い面積を均一に仕上げやすい

※耐用年数は目安であり、使用材料、施工方法、日当たり、歩行頻度、下地や既存防水層の状態によって異なります

▶ 『明石市でベランダ防水工事を行なう際の事例』 を見る

ベランダ・廊下・屋上の防水工事は、外壁塗装と同時に行えば、足場を共有して施工できる場合もあります。足場を共有できれば、施工のクオリティを落とさずコストカット可能ですので、お得に施工を進めたい方は意識してみてはいかがでしょうか。

業者選びのポイントと相見積もりの方法

集合住宅の外壁塗装・修繕では、価格だけでなく、以下の項目を踏まえて業者を選ぶことが重要です。

集合住宅の施工経験
同程度の規模・構造のアパートやマンションの施工実績があるか
現地調査・診断書の内容
劣化箇所や必要な工事の根拠が写真などで示されているか
安全管理・飛散防止対策
足場、養生(塗料や汚れが周囲に付着しないよう、シートなどで保護する作業)、作業員の安全対策、塗料やほこりの飛散防止策があるか
入居者・近隣対応
工事前の案内、問い合わせ窓口、クレーム対応の体制があるか
見積書の具体性
工事項目、数量、単価、材料名などが明記されているか
工程表
工事期間や各工程、利用制限の予定が分かるか
保証の対象範囲
保証期間だけでなく、対象箇所や免責事項(業者が保証責任を負わない条件)が明確か
施工後の対応
完了報告、点検、不具合発生時の対応方法が示されているか

見積書では、塗装面積や下地補修、防水工事、足場、使用材料、保証範囲などが具体的に記載されているかを確認します。見積書の内容が妥当か判断しにくい場合は、複数の業者から見積もりを取る相見積もりを活用しましょう。

ただし、相見積もりでは、施工範囲や数量、工程、保証条件などの条件をそろえて比較することが大切です。

工事範囲
外壁、屋根、防水、鉄部、付帯部などの対象箇所が同じか
数量
塗装面積や足場面積、補修箇所の数量が明記されているか
使用材料
メーカー名、製品名、塗料のグレード、塗布回数(塗料を塗り重ねる回数)が分かるか
下地補修
ひび割れ、欠損、シーリングなどの補修内容が含まれているか
工程表
工期や作業手順、天候による変更時の対応が示されているか
保証
保証期間、対象工事、保証対象外となる条件が明確か
総額
税金、諸経費、追加工事の扱いまで含めて比較できるか

最安値だけで判断せず、工事内容の根拠や安全対策、保証内容、施工後の対応まで確認しましょう。

アパート・マンションの外壁塗装・修繕に関するよくある質問

ここでは、アパート・マンションの外壁塗装・修繕に関するよくある質問をQ&A方式で解説します。

アパートの外壁塗装は何年ごとにすればいいですか?

塗料別では、シリコン塗料が約10年、フッ素塗料が約15年、無機塗料が約20年程度とされています。

ただし、耐用年数はあくまで目安です。使用する製品や施工品質、日当たり、雨風、海沿いの塩害などによって劣化の進み方は異なります。年数だけで判断せず、ひび割れや色あせ、チョーキングなどを定期的に点検し、建物の状態に応じて塗り替え時期を検討しましょう。

入居者がいる状態で施工できますか?

入居者が居住している状態でも施工できます。

ただし、足場の設置や高圧洗浄、下地補修などによる騒音、洗濯物を外に干せない期間、ベランダや駐車場の利用制限が発生する場合があります。案内する時期や内容は工事の規模や工程によって異なるため、施工前に工程表を確認し、管理会社や施工業者と周知方法を調整しましょう。

アパートとマンションでは塗装費用は違いますか?

マンションはRC造(鉄筋コンクリート造)が多く、外壁のひび割れやタイルの浮きなど、下地補修に費用がかかる場合があります。

さらに、管理組合の総会や修繕委員会での協議、見積もり比較などが必要となり、着工までに時間がかかることもあります。そのため、一般的には、建物が大きく塗装面積の広いマンションのほうが、足場や安全対策を含めた費用が高くなりやすい傾向があります。

ただし、アパートでも戸数や劣化状況、防水・鉄部塗装の範囲によって費用は変わるため、建物種別だけで判断せず、現地調査と見積もりで確認することが大切です。

外壁塗装と大規模修繕は同時に行ったほうが良いですか?

外壁塗装、防水工事、鉄部塗装などをまとめて実施すると、足場の設置・撤去を一度で済ませられるため、工事ごとに足場を組み直す場合より費用を抑えやすくなります。騒音や洗濯物、ベランダ利用などに関する入居者案内の回数を減らせる点もメリットです。

ただし、劣化していない箇所まで無理に施工する必要はありません。建物診断の結果や長期修繕計画、修繕予算を踏まえ、緊急性や安全性の高い工事から優先順位を決めましょう。

修繕費は経費として計上できますか?

建物の通常の維持管理や、劣化・破損した箇所を元の状態へ戻すための工事は、修繕費として施工した年の必要経費にできる場合があります。

一方、建物の使用可能期間を延ばしたり、性能や価値を高めたりする改修は資本的支出と判断され、原則として減価償却によって複数年に分けて経費計上します。契約書や見積書の内容によっても扱いが異なるため、少しでも不安に感じた場合は、税理士などの専門家へ確認しましょう。

加古川・明石で利用できる補助金はありますか?

工事内容や建物の条件によっては、国・自治体の補助制度や税制優遇を利用できる場合があります。

たとえば、加古川市・明石市では、省エネ改修や一定の大規模修繕に対する固定資産税の減額制度が設けられています。ただし、制度内容、対象条件、申請時期、予算状況は年度によって変わるため、契約・着工前に国や自治体の公式ホームページで最新情報を確認しましょう。

ベランダ防水は外壁塗装と同時にできますか?

外壁塗装とベランダの防水工事をまとめて行うと、足場を共用できる場合があり、足場の設置・撤去にかかる費用や手間を抑えやすくなります。加えて、工事日程や入居者への案内をまとめられるため、修繕計画を立てやすい点もメリットです。

ただし、防水工事が必要かどうかや、採用すべき工法は、既存の防水層や下地の状態、ひび割れ・膨れ・剥がれなどの劣化状況によって異なります。外壁塗装と同時に行うことを前提とせず、現地調査の結果をもとに、施工範囲や工法を検討しましょう。

まとめ

アパート・マンションの修繕は、外壁だけでなく、防水・鉄部・屋根・共用部の状態も確認し、建物の劣化状況や資金計画を踏まえて進めることが重要です。

現地調査では各部位の状態を確認し、必要な工事項目や見積もり内容、修繕の優先順位、適切な工事時期を整理できるため、アパート・マンションの修繕の第一歩としておすすめです。

加古川市・明石市でアパート・マンションの外壁塗装・修繕を検討している方は、株式会社カジワラリフォーム(プロタイムズ加古川北店)へご相談ください。

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