住み慣れたお住まいの外壁の劣化が目立ってきた際に、
「どこの業者に頼めば良いか分からない・・・」という方は多いのではないでしょうか?
住宅の外壁塗装は、お家のメンテナンスかつ雰囲気を決めるために重要な工事になります。
塗装工事の品質を見極めるための指標として参考になるのが、「塗装技能士」という資格です。中でも一級塗装技能士は、資格取得が難しく、国家資格でもあるので信頼性の高いものになります。
外壁塗装を失敗せずに依頼するためには、一級塗装技能士の資格を持つ職人が在籍する塗装会社を選ぶのが良いでしょう。
この記事では、なぜ「一級塗装技能士」の所属する塗装会社に依頼すべきかの解説と、塗装会社の選ぶポイントについてご紹介いたします。
一級塗装技能士とは?
一級塗装技能士は、塗装作業のプロフェッショナルであり、非常に取得が難しい資格でもあります。試験内容にも一定のレベルが求められることはもちろんですが、受験資格に実務経験年数が規定されていることがそのハードルにもなっています。
そのため、お客様が施工品質を見極める上で、塗装技能士の資格を持っているかは、重要な指標になることがわかります。
厚生労働大臣認定の国家資格
一級塗装技能士は、厚生労働大臣認定の国家資格で、塗装技能士の1級~3級まである中の一番上の資格になります。
受験資格は下記のようになります。試験は、学科と実技の両方に合格する必要があります。
資格名 |
受験資格 |
一級塗装技能士 |
実務経験7年 二級合格後2年 三級合格後4年 |
二級塗装技能士 |
実務経験2年 |
三級塗装技能士 |
実務経験不要 |
一級塗装技能士は、 実務経験が7年必要 で、一定レベル以上の技術を有した状態でないと試験を受けることができません。そのため、高い技術力を持ちながらも知識を有したプロフェッショナルのみが、試験に合格することができます。
合格率は約50%
実務経験が7年以上あっても、一級塗装技能士の試験合格率は約50%となっています。実務経験があるということは、しっかりと塗装工事をこなしてきている方達なのですが、それでも試験で弾かれてしまうこともあるほど難しい資格になります。
塗装のエキスパートであることを証明する資格
「一級塗装技能士の資格は意味がない」と言われることもあるようですが、それは間違いです。確かに、古くからの職人で一流の技術を持っている方でも、一級塗装技能士の資格は持っていないという方もいます。
しかし、お客様目線で見れば、一流の技術を持っているかどうかは、その人を見ても全くわかりません。ご年配だからといって、塗装技術が高いとは限りません。
だからこそ、一級塗装技能士という資格を持っているということは、技術が高い職人であることの分かりやすい指標となります。
なぜ明石市で外壁塗装をするなら一級塗装技能士がいる会社を選ぶべきなのか?
一級塗装技能士について、受験資格や合格率などについてご紹介いたしました。
難しい資格で、所有していた方が信頼性が高く、依頼する際に工事に失敗する可能性が少なくなります。
なぜ一級塗装技能士のいる会社を選んで塗装工事を依頼すべきなのか、その理由についてさらに詳しく解説致します。
塗装工事に資格はいらない!?
そもそも住宅の塗装工事では、資格は必要ありません。塗装技能士の資格を何も持っていなくても、工事作業を行なうことに何の問題もありません。
そのため、塗装作業を行なったことのないバイト職人が現場で1人で作業していたり、とりあえず見よう見まねでやっている職人もいるのです。
塗装作業は、仕上がってしまうと一般の方にはあまり違いがわからないこともあり、このような会社も存在しています。
人件費を少なくするために下請けに丸投げしてしまい、中間マージンを取り、原価は低いにもかかわらず、工事価格は相場と同じになっている場合があります。
以上のように、塗装工事に資格は必要ないため、残念ながら品質の低い施工を提供しているところもあり、資格を有した職人がいる会社に依頼した方が良い理由の1つです。
職人の腕が塗装工事の品質を左右する
外壁塗装は、ただ色を塗り替える作業を行なっているのではありません。防水性を付与し、建材が長持ちするように適切な工程で進めています。
品質の違いについて、以下4つの内容をご紹介いたします。
・補修
・膜厚
・乾燥時間
・仕上がり
▪️補修
外壁の劣化箇所は、適切な補修を行なった上で塗装を行なう必要があります。補修を行なわずに塗装をしてしまうと、塗料がそもそも乗らなかったり、塗ってから数日で剥がれてきたり、さまざまな不具合を起こすことがあります。
知識や経験がないと、この補修作業で品質に差が出ます。
▪️膜厚
膜厚とは、塗料を塗ってから乾燥後の、塗膜の厚みになります。
塗料ごとに仕様が決まっており、希釈率、塗布量などが定められています。塗布量は、0.30~0.40kg/㎡などのように1㎡あたりの重量で記載されています。これを守ることで、膜厚が適切なものになります。膜厚は、1回の塗装でおよそ0.03mm前後となるように塗装されます。
腕の良い職人でないと、均一な膜厚にならず、品質が低い施工となってしまいます。
▪️乾燥時間
塗料の仕様で、塗装間隔も定められており、乾燥時間を守る必要があります。人件費をうかせるために乾燥時間を短くしてしまう塗装会社もいます。
▪️仕上がり
ローラーやハケによる手作業、吹付塗装などは、その職人によって仕上がりが変わります。経験の乏しい職人ですと、塗りムラやハケ跡などが残ってしまうこともあります。
さらに、上述した補修、塗布量、乾燥時間などを適切に管理して行なうものになります。
以上のことから、職人の腕によって塗装の品質は大きく変わってしまいます。一級塗装技能士というその技術を保証してくれる資格は、依頼する上で重要な判断材料となります。
一級塗装技能士が監督する施工のメリット
職人の腕によって、塗装工事の品質に大きく差が出ることについて解説いたしました。
ここでは、具体的に一級塗装技能士のいる会社に依頼すると、どのようなメリットがあるかについてご紹介いたします。
耐久性が高い塗装工事
一級塗装技能士が施工をすることで、10年,15年の耐用年数が期待できるシリコン塗料、フッ素塗料などを使用した際に、その期待耐用年数通りの耐久性を維持できるでしょう。
例えば、品質が低い塗装工事ですと、シリコン塗料を使ったとしても7,8年しか持たないということもあります。
せっかく良い塗料であるにもかかわらず、塗装作業によって、その性能が発揮できないのはもったいないですよね。
仕上がりが綺麗なことはもちろんですが、将来何年持つかも重要ですので、安くて品質の悪い塗装会社に依頼するのではなく、一級塗装技能士に依頼した方がコスト的にもメリットが大きいです。
不具合が起きにくい
腕の良い職人は、塗膜の剥がれや浮き、その他不具合が起きにくい、丁寧な施工を提供してくれます。
塗装後1週間で不具合が起きてしまうといったことも珍しくなく、お客様の時間と手間もとってしまいます。不具合の補修がうまくいかず、最終的に見た目の良くない仕上がりになってしまう可能性もあります。
万が一の不具合にも適切な対処ができる
塗装工事では、たとえ適切な施工をしていても不具合が起きてしまうこともあります。
そのような場合にも、経験のある職人であれば、その不具合の原因を突き止め、適切な施工方法に切り替えて品質を維持してくれます。
万が一のトラブルにも、冷静に適切な対処を行なってくれる職人が安心です。
これらのメリットから、一級塗装技能士の資格を持っている職人に依頼した方が良いと判断できます。
資格を持っていなくても、腕の良い職人であれば問題ないですが、腕の良し悪しを判断するためには資格を所有しているかが一番信頼性が高いです。
明石市・加古川市で一級塗装技能士のいる優良塗装会社を選ぶポイント
品質の高いサービスを提供してくれる優良塗装会社の選び方を、6つのポイントに分けてご紹介いたします。
ホームページなどで有資格者がいるかを確認
まずは、ホームページなどで一級塗装技能士の資格を持った職人が在籍しているか確認しましょう。
有資格者の情報は、会社の信頼にもなりますので、スタッフ一覧や会社情報のところに記載してあることが多いです。
また、社員の資格取得を促している会社は、技術向上を図っている姿勢があると判断することもできますので参考にしてみましょう。
当社でも一級塗装技能士が所属し、皆様のお住まいの塗装を監督・管理させていただいております。
地域密着型の地元の塗装会社
地元の塗装会社は、大手のリフォーム会社やハウスメーカーよりも、高品質ながらも比較的リーズナブルな価格で依頼することができます。
それは、下請け業者に丸投げしているのではなく、自社で職人を抱えており、中間マージンを取ることなく営業を行なっているためです。
遠方の会社だと、問い合わせからの対応が遅いことや、実績の少ない悪徳業者の可能性もあります。地元に根付いた、信頼されている塗装会社を選ぶようにしましょう。
当社では、30年以上代表の地元である加古川市を中心に、明石市、三木市などの塗装工事をさせていただいております。
顧客対応が良いか
顧客対応が良いかどうかも重要な判断ポイントです。塗装工事は、2週間程度の期間がかかり、その間の細かいやりとりやストレスになることがあります。
これら1つ1つに気を配り、丁寧な対応を行なってくれる会社に頼むことで気持ちよく工事をすることができます。
ホームページなどで、口コミやお客様の声をチェックしてみましょう。
参考「当社のお客様の声」
見積もりが明瞭か
塗装工事の見積書は、工事項目、数量、単価、使用塗料などが明瞭になっているものが安心です。
外壁塗装工事一式100万円といった、内容がわからないものは選ばないようにしましょう。
少ないですが、悪徳業者といわれる塗装会社は、細かい工事内容をあえて記載せず、工程を省いてしまうこともあります。高圧洗浄を行なわない、3回塗り塗料を2回しか塗らないなど、工事項目を明記していないことによって起こるトラブルもあります。
アフターフォローが充実しているか
塗装工事は、綺麗に仕上がったからといって終わりではありません。その後何年も、お家が長持ちするための工事です。
万が一の不具合があった際に、迅速に対応してくれるか、台風などの後に屋根の点検を行なってくれるかなど、どこまでフォローしてくれるのか事前に確認しましょう。
弊社は定期的に点検を行うなどのフォロー体制がととのっていて、安心して工事をしていただけます。
施工事例、実績が豊富
塗装工事の実績が豊富で、施工事例が多く掲載されている会社は、その品質に信頼が持てます。塗装工事は、仕上がったものを購入するのではなく、これから行なうものに費用を払っています。
他の住宅でどのような施工を行なっているかを事前に確認することで、その品質をある程度確かめることができます。
実績が豊富であれば、高い技術があることはもちろん、さまざまなトラブルにも対処できる経験がありますのでより安心です。
▼参考「当社の施工事例」
https://kajiwara-reform.com/works
まとめ:高品質な施工を提供してくれる一級塗装技能士のいる塗装会社に依頼しよう
一級塗装技能士は、実務経験7年以上が受験資格として必要な難しい国家資格です。
塗装工事には、資格は必要ありませんが、適切な施工を行なわなければ、どれだけ良い塗料を使っても長持ちしません。
補修方法、膜厚の管理など、知識と経験がなければ難しいものですので、一級塗装技能士という資格を持っているということは、その腕を保証してくれる判断材料になります。
明石市・加古川市で外壁塗装をする際は、ぜひ一級塗装技能士のいる塗装会社を検討することをおすすめいたします。
当社はもちろん一級塗装技能士が在籍しておりますので、外壁塗装・屋根塗装はプロタイムズ明石大久保店・加古川北店・南店にご相談ください。